リカバリーエッセー第６４回　こころの病気とスティグマ | 増川ねてるさんブログ

「こころの科学」という雑誌に、「WRAP®」のことを書きました。

　　　[特別企画]
　　　こころの病気とスティグマ

という号です。

思えば僕は、
「WRAP」を使うことで、“スティグマ”から解放されていったのでした。
今回文章を書きながら振り返り、それが鮮明になりました。


・・・


僕は、だんだんと、だんだんと、
自分のコントロールが失われていく…
そのことに恐怖し、不安を募らせていったのです。

それが…
WRAPに出会って、自分のWRAPを作るようになり、
自分のWRAPを使うようになっていき・・・



　　　ああ、これが自分だったよなぁ…

　　　なるほどなるほど、
　　　僕の場合は、こうしたらいいんだな！



って、
少しずつワクワクし、

自分のコントロールを取り戻していったのです。

それは、ゲームのルールを覚えていくのに（・・・今から振り返ると）似てました。




・・・

初めは、よくわからなかったこのゲーム（・・・そのルール）。
やっていくうちに掴んでいく感覚です。

・・・





　　　《誰もが、自分自身の専門家！》




いつしかそんなふうに、考えるようになりました。
そんなふうに、世界を観るようになりました。


そしたら、
その「専門家（たち）」の話が聴きたい！
思うようになりました。WRAPクラスがワクワクの時間になりました。
そして僕も、
この「専門」を極めてみたい！
思うようになりました。


　　　（…スティグマはいつしか、消えました）


・・・



誰しもが、自分自身の専門家！


今日をまた、
熟練への一歩、この道を、
歩きたいなって思います。

時に休み、時に走り、転んでもまた立ち上がって、
自分を育てていきたいと思います。





　　　ここに在ることに感謝して。
　　　増川ねてる