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リカバリーエッセー第5回 台風の日の、関東で考えたこと④ | 増川ねてるさんブログ

ああ、そういえば…
DSM。

アメリカ精神医学会(American Psychiatric Association ; APA)の発行している精神障がい(?)に関する診断基準(?:Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)ですが、日本の医療現場で広く使われている印象がありますが(…とは言え実際に精神科医の人に聞いたことがないのでわからないのですが)、その現在版(第五版)、
アメリカ国立衛生研究所(National Institutes of Health、NIH)は採用していない(第4版は使っていたとのことですが…)という話。

それを僕は信頼できる! という方からお聞きしたのですが、そのことを知っている精神医療の関係者はどの位いるんだろうって思います。


・・・


つまり、「診断名」によって僕らは薬を処方されるし、その薬で「感じ方」とか、「考えの志向性・指向性」が変わっていくわけなのですが、
さて、その「診断」は一体何に基づいてされているのでしょうか? 現役の精神科医の方の間でも、どの「基準」を使うかなどは議論のあるところだと聞いていますが、さてそのことを、おおく患者さんに関わる機会のある(例えば)看護師の方はどれだけ意識しているのでしょうか。たかが診断名なのですが、やっぱり「されど診断名」って思うのは、それによって関係者の方の“関わり方”が変わってくるから。それは、薬も変わってくることも意味していて。そして、その薬は僕らの脳に直接働きかけてくるもので。
つまり、診断名の違いは、「脳」に働きかけてく直接的な物理的なものも、関わってくる人的な環境も、進む物語も変えていくものなのですが、それを決める「診断基準」が医師の間でも統一見解はなく、議論されているというこの現実。みんなそれを理解した上で、精神科医療や福祉の世界で仕事をしているの?


って、最近特に思います、




(つづく)


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