増川ねてるの
リカバリーブログ

RECOVERY BLOG
2019.11.6

リカバリーエッセー第5回 台風の日の、関東で考えたこと ※結論の後の、追記 | 増川ねてるさんブログ

ここまで話を進めてきて…さて、
精神科における
「診断名」。

(・・・そして、「診断名」からのリカバリー)

「診断名」
…それに、もし意味があるとしたらならば、
それは、自分自身の自己理解のため。
僕が自分を理解するのに役に立つかも(?)という、それだと思います。
そして、他人が僕を理解するのには役に立たないって僕は思いますが、みなさんはどうでしょう?

なぜなら…僕は、
「人は、それを持つものとしてあるのではなく、
それにどう向き合っているか、
どうそれを活かしているかという行為者として存在している」
って思っているからのですが、

皆さんは、
人がどんなものとして存在しているって考えているのでしょうか?

・・・

かつての僕は、症状きついし、一人は嫌だったから…診断名で医療や福祉に自分を明け渡していたって思うけど、もうそれは嫌なんです。もうそれは、無理なんです。僕は僕の人生を生きていく。そして、自分が選んだ気の合う人と、世界を同じに出来る人と、物語を共創して生きていくことにしたのです。

・・・

リカバリー。

僕がリカバリーしたのは、物語の書き手の視点。
語っていいんだという、語り手の位置。
そして、そこに自分が居ていいんだという確信だと思います。

頭が勝手に変なところに行ったとしても、
また語り手の位置に戻れるっていうことが、僕にとってはリカバリー。
それは、制度や、診断基準に飲まれないということでもあったと今はわかります。

・・・

僕は、自分の人生を生きたいって思います。

・・・

(この台風が…)テロであろうが、自然災害であろうが…
(僕が…)障害者であろうが、
健常者であろうが…

僕は、
“自分好みの物語”を生きたいって思います!

 

物語の内容がなんであれ…

どんなトーンがいいだろう?
どんなムードがいいだろう??
それは、僕が決められる

 

台風の夜に
増川ねてる

皆さんは、どうですか?