ご挨拶
訪問看護事業部統括部長 加藤 寛文

当事業は2002年、医療法人光愛会地域事業として開設しました。法人理念である「鳥は空に、魚は水に、そして人は社会に」を継承し、さらに「人は社会に生き、社会参加できる地域づくり」を掲げ現在に至ります。
ご利用者様自身が主体的に生き方を考え、その中で自分を助けることを学び、自分の病気、障がいの体験を生かして、お互いを助け合える関係をつくり、そして人と人との「つながり」は互助・共助のできる地域社会をつくって行きます。
精神科訪問看護はご利用者様や地域のあたらしい顔を見つけ「つないでいく」活動です。ご利用者様の回復を信じ、夢や希望の実現に伴走し、勇気付け、それに寄り添うことを使命としています。
アユースGROUPは地域に求められる訪問看護ステーションを目指します。
訪問看護事業部部長 池田 百合江

日本における「入院医療中心から在宅医療へ」が掲げられるずっと昔から、その取り組みを進めてきたこの法人で自分も何かできることがあればと、長く光愛病院に勤務しておりました。そこで、入院を長く続けておられた方々ともう一度これからの人生について話し合い、地域での生活の準備を一緒に行い、支援を繋げていくことや退院までの時間に関わらせていただくことにやりがいも感じていましたが、法人の在宅事業拡張の機会で強く関心のあった訪問看護事業部に配属になり5年目を迎えます。医療の存在がない在宅での関わりで一番大切だと思うのは、どのような状況であれ、ご本人と一緒に考える、ということです。あまりにも当たり前に聞こえるこのことが、「支援者」「専門職」という鎧を前面につけていると忘れがちになるということを様々な場面で学ぶことができました。
アユースの使命、アユースの目指すご利用者様のリカバリーを心に留め、これからもご利用者様自身の人生のリカバリーについて共に考え続けていきたいと思います。
訪問看護事業部部長 野口 政宏

大阪市生野区で、アユースいくのサテライトを開設し、はや2年が過ぎようとしています。今後も今までと同様に、大阪市内のご利用者様へアユースのサービスを提供していきたいと思っております。
大阪市内全域を訪問エリアとしていますが、その他の地域へも柔軟に対応していきたいと思っています。
アユースの「リカバリーのプロセスを支え、勇気付けそれに寄り添うこと」を念頭に、地域の中で、その役割を果たしていけるよう、より丁寧な支援を行っていきたいと考えています。
近隣の病院やクリニック、支援センター、施設との連携を大切にし、アユースらしくご利用者様へ関わらせていただきます。
今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
訪問看護事業部アユースWEST 所長 藤原 陽子

光愛病院入職、看護師として精神科急性期病棟、慢性期病棟、外来などを10年経験し、次のステップとして、地域で障がいを持ちながら生活をする方が、入院せず在宅で生活を継続する為の支援をしたいと思い、訪問看護を希望しました。
光愛病院の理念「鳥は空に、魚は水に、そして人は社会に」を念頭に、現在訪問看護歴15年になります。アユースとアユースWESTで管理者をさせていただいて思うことは、生活する場は病院ではない。地域社会で“その人らしく生き生きと”生活するということ、またご利用者様もご自分の夢や希望を持ち社会参加できる生活を望んでいるということ、私たちはそれを支え、支援することを訪問看護の使命と考えています。現在は吹田市のアユースWESTに異動7年目になり、吹田地域で精神の訪問看護と言えば、アユースWESTと認識され、必要とされていることを日々実感しています。指示書依頼医療機関は90ヶ所、連携は積極的に行いカンファレンスを随時開催し、参加しています。
アユースWESTは看護師、作業療法士合わせて25人。精神科の訪問看護が大好きで、活き活きとやり甲斐を持って訪問しています。ご利用者様が入院をせず、地域で生活することをスタッフ全員が望んでおり、ご利用者様の支援を真剣に考えているチームは誇らしい限りです。教育にも力を入れており、全員参加の研修、CNSによる勉強会、事例検討会、新人への教育など、“安心して、やり甲斐のある”訪問看護ステーションであると自負しています。
訪問看護事業部アユース所長 太田 直美

神経内科病棟を5年経験し、病状悪化で再入院を繰り返す患者様を看護する中で、在宅での療養生活を知りたいとの思いから訪問看護の世界に飛び込みんだのが今からもう20年前になります。一度は病棟に戻った時期もあったのですが、やっぱり訪問看護がしたい!!と思い、まだ未経験だった精神科に特化したアユースに入職しました。
精神科訪問看護のやり甲斐や面白さを実感できるまでには、ご利用者様との関係構築につまずいたり、自分の力のなさに自信を失ったりと様々な苦悩を経験しましたが、ご利用者様のリカバリーする姿に感動したり、生きていく様のたくましさに勇気付けられたりと、今は精神科の奥深さとやり甲斐を実感する毎日です。管理者という立場にはなりましたが、ご利用者様の苦悩に寄り添い、共に乗り越え、入院に頼らない生活を今後も支援してまいりたいと思っています。
訪問看護ステーションアユース所長代行 藤田 万吉

この度、アユースの所長代行を任せていただくこととなりました。
私自身、光愛会に入職してアユースとアユースWESTの両方で訪問看護をしてきました。多くのご利用者様との出会いから、障がいを抱えながら地域で生活していくことについて、自分なりに改めて考え直すこともあれば、ご利用者様から多くのことを学ばせていただいたように感じます。支援につまずき、悩んだ時にはアユースの使命である「リカバリーのプロセスを支え、勇気付け、それに寄り添うこと」に立ち返って、障がいには関係なく、その人らしく、活き活きと夢や希望を持って暮らしていけるよう、リカバリーを意識した支援ができるよう常に心がけています。
今後もアユースが地域から必要とされる事業所であり続けられるよう、ご利用者様の支援についてスタッフとも活発に意見を交わし、他部署・多職種との連携も更に深めていけるよう努力してまいります。どうぞよろしくお願い致します。