訪問看護ステーション アユースグループ精神看護 専門看護師 萬平 冴理
私は訪問看護ステーションアユースに在籍し、専門看護師(CNS)として活動しています。
私自身がまずは“訪問看護を知る”、“ご利用者様やスタッフを知る”ということを目標に活動をしてきました。
その中で感じたアユースの強みの一つは、いろいろな経験や持ち味をもったスタッフが、ご利用者様を主体に、ご利用者様のリカバリーを大切にしてケアを展開しているところだと思います。
そのプロセスの中では、スタッフ自身もいろいろな経験をします。そして、ともすると自分だけで抱え込んでしまったり、自分自身に向き合わなければならないこと等もあります。
私は、スタッフが気さくに話をできる場所、自分の弱さも含めて出せる場所、ちょっとした違和感や些細な気づきを委縮することなく発信できる場所でありたいと思っています。
そして、スタッフと一緒に悩み考えたり、ご利用者様やご家族の方へ直接ケアにあたったり、研修の担当や研究のサポートをしたりすることを通して、看護の質を向上させていくためこれからも活動していきたいと思います。
訪問看護ステーションアユースグループ精神科認定看護師 森木 千春
総合病院(心臓外科・循環器内科・呼吸器内科・消化器外科)を経て、2012年に入職しました。これまで、アユースの使命である“リカバリーのプロセスを支え、勇気づけ、それに寄り添うこと”を大切に看護を行ってまいりました。しかし、それを実現するためには思いだけでは足りないと感じることもありました。そのような経験から、もっと専門的な知識を得たいという気持ちが膨らみ、2023年に精神科認定看護師を取得しました。
様々な出来事が起こる中、ご利用者様が自身の回復や可能性を信じ続けることは難しいこともあります。私が大切にしていることは、私自身がご利用者様の回復や可能性を信じ続ける存在であることです。そして、これまで沢山のリカバリーを間近でみせて頂いた経験がそれらを信じる力に繋がっていると感じています。
私は、スタッフが心身ともに健康であり続けることは、看護にも良い影響を与えると考えています。そのため、相談や教育を通してスタッフが前向きな気持ちで働くことのできる環境を整えていきたいです。スタッフとして働いた経験を生かしながら、些細なことでも相談できる存在を目指して活動しています。